髙田三郎（たかた・さぶろう）先生直伝 本番の心構え
１．準備
（１）楽譜･････････読みやすく、めくりやすいように準備。間違っても楽譜を落とすことが無いように!!
楽譜書き込み（ブレス位置、指揮者を見るところ、ピッチ↑↓マーキングetc）実施。
（２）バインダー･･･前半のステージと後半のステージにあらかじめ分けておく。自分用の目印を付けておく。
（３）立つ場所･････どこに立つか、あらかじめ見ておく。そこまで何歩で歩けるか考えておく。
（４）音響･････････慣れていない場所では、早く会場のクセをつかんでおく。
２．入場
（１）姿勢･････････胸を高く、腰から歩く。（猫背はダメ）・・・ここから音楽!!
（２）目線･････････先を見る（足元を見ない）。･･･何歩で歩けるか？は準備済の筈。
（３）バインダー･･･左手、とじしろ側を下へ。（落ちない工夫を･･･これも準備済の筈）
３．発声
（１）バインダーオープン･･･先生の合図で。（忘れたらゴメン）
（２）音取り 音叉 ･･･基本的には合唱団側から音を出さない。
（３）楽譜の見方 ･･･（ア）楽譜と指揮者を同時に見られる高さに楽譜を持つ。
（イ）楽譜の先読みをする。ちらりと見て、全体を確認する。
（マーキングはこのためにある）
（ウ）絶対に指揮を見るべき所がある。入りと揺らぎとハケ。
（４）ブレスのとり方 ････（ア）音を立てない、あたかも「香り」をかぐように。
（「におい」では無く･･･）
（イ）次に出す音をイメージして、その音程で「ブレス」する。
（ウ）口の形、鼻腔共鳴を考え、目玉を大きく見開いて･･････訴える。
（５）響きのとり方 ･･･････基本的に「胸に落とさない」 鼻腔共鳴（頭の響き）を第一に、
口腔共鳴を第二に。
（６）目線 ･･･････基本は客席の最後列に届かせる
４．うたい方
（１）心 ･･･ 自分の心に「イメージ」を持てば、そのような声になる!!
（２）間違えた時 ･･･ 振り返らない。すべて前へ（先へ）!! 歌って取り返すべし!!
（３）終わった時 ･･･ 「音楽が終わるまでウゴクナ!!（指揮者が次の動作をするまでウゴクナ）」
（４）その他 ･･･ 自分をもっと信じなさい（楽譜にかじりついている方へ）
ppの力を知りなさい （馬力信者の方へ）」
文責：さかがわみちまさ